パイナップル🍍は二度おいしいのです

| 社員ブログ |

ここ数年は、スーパで美味しそうな生のパイナップルがだいぶお手頃な価格で並ぶようになりました。それこそ自分が子供のころは、缶詰以外のパイナップルを口にする機会などほとんどなかったので、面白い形状のやたら良い香りのする皮につつまれたパイナップルがパフェとか飲み物についていると皮まで食べる勢いで味わったものです。そのころ学研の図鑑で調べたら「パイナップルの頭の緑の部分を植木鉢に植えるとパイナップルを家庭でも増やすことができる」なんて書いてあり、いつか育ててみたいと思っておりました。そんなある日、自宅に生のパイナップルがあるのを見つけて、小躍りしながらパイナップルの緑の葉の部分をみると中心部がエグッてあるではありませんか( ;∀;) おそらく同じように図鑑を見た素人さんが植えるのを防ぐためにデルモンテがやっているのだと、子供心に憤慨したのを覚えています…. 時は流れ2000年代にもなると、デフレの時代であんなに高価格だったパイナップルも手ごろな値段で手に入るようになりました。低価格になったのとあわせてパイナップルの葉の中心部もエグらずそのまま流通するようになったのでした。これはチャンスということで、パイナップルの葉の部分を植木鉢に植えて育ててみたら見事に失敗( ノД`)シクシク… 根が付かない状態で無残にも枯れてしまいました。その後も試行錯誤を続けるうちに、パイナップルが収穫されてから時間が経つと、樹勢がなくなってしまうことに気がつきました( ゚Д゚) 生きることをあきらめかけているパインちゃんを元気づけてあげないといけなかったのです(^^♪ 発根させると勝手に呼んでますが、しっかり水と紫外線を与えて暖かい状態をキープしてあげると生きようという気持ちが出てくるようで、葉っぱの付け根から風の谷のナウシカにでてくる王蟲の触手のような根がびゃーっと生えてきます。そのタイミングで酸性土(鹿沼土)を入れた鉢植えに植えることによってスクスクと育つようになります。気温が10℃を切るようになると光合成ができなくなるらしく樹勢が弱るので、冬の間は暖かい部屋中で日当たりの良い窓際で育ててあげると2年くらいしたら結実してくれます。どうやったら結実する気になるのかは、ただいま鋭意観察中( ゚Д゚) この写真は今年実をつけている株で樹上完熟させているものです。

このようにパインは二度おいしいのです(^_-)-☆ 

みなさまも勢いのある葉のついたパイナップルを手に入れたら、パインちゃん育ててみてはいかがでしょうか。

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